求人は少ないが、がんばり次第での夢のような高収入も期待できるバイト
高級クラブとは店舗に来店したお客様(主に男性)を女性が接客する飲食店です。高級クラブはイメージばかりが先行している部分があり、男性女性両方とも誤解していることが多い仕事でもあります。
まずは働く上で知っておきたい高級クラブとキャバクラ(ニュークラブ)の違いを説明します。
接客方法が違います。キャバクラは男性客とマンツーマンで接客しますが、高級クラブはひとりの男性に対して複数の女性で接客します。
高級クラブにはママと呼ばれる女性がいて、キャバクラにはほとんどママはいません。高級クラブはママの管理下で働きます。
指名の仕組みが違います。キャバクラでは男性は好きな女性を毎回変えて指名できます。高級クラブでは永久指名と呼ばれ、一度係になったら女性は退店するなどしない限り変更できません。
客層が違います。「一見(いちげん)さんお断り」という言葉がありますが、高級クラブに通っているお客さん、ホステス、クラブスタッフの紹介がないと高級クラブには来店できません。キャバクラにはお金さえ払えれば誰でも入店して遊べます。 なので身元のまったくわからない男性が高級クラブに来店することはありません。
高級クラブは営業時間が短いです。ホステスの女性の勤務時間は20:00?24:00となっています。キャバクラは夕方から深夜朝方まで営業しているお店もあり、朝キャバ昼キャバなどもあります。高級クラブは土日休みですが、キャバクラは基本的に休みはありません。
そんなふうに明確に違う部分だけでもたくさんあります。
高級クラブのホステスの仕事内容
高級クラブで働く女性のことをホステスと呼びます。
キャバクラで働く女性はキャバ嬢・ホステス両方で呼ばれますが、高級クラブではホステスという言葉で共通されています。
仕事内容は男性の接客です。
男性にとって心地よい空間をホステスみんなで作ることがメインの仕事です。
同伴・アフターはキャバクラと同じくあります。
同伴はお店がホステスに課すノルマとして設定されていることが多いです。
アフターに関してはこちらもキャバクラと同じでホステスの体目的の男性がほとんどですので、これを相手の気分を害さずに上手にあしらうのもホステスのテクニックです。
高級クラブの女性は男性にとってキャバクラよりもハードルが高いものです。
あっけなく体を許すとお店の評判にもかかわることですので絶対に安易な気持ちで体の関係を許さない方が良いです。
レギュラーとアルバイト(ヘルプ)
お店がオープンしている日に毎日出勤するレギュラーとアルバイト(ヘルプとも呼びます)のふたつに大まかに別れます。
普通の会社でいう正社員とアルバイトのようなものです。
高級クラブでレギュラーとして働く女性はもちろんかけもちなどせずに高級クラブのお仕事に専念します。
アルバイトは女子大生や専門学生などでも働くことができます。
給料の仕組みもレギュラーとアルバイトでは違います。
レギュラーのホステスは永久指名のお客さんの「係」になる
高級クラブではとても大事な言葉に「係(かかり)」というものがあります。
この部分は「永久指名としてつくお客さんの「係」になる」などのように使われます。
つまり、自分がついたお客さんに対して最初から最後まですべてにおいて責任を持つ、ということです。
係についたお客さんがお金をたくさん使えばホステスの給料が増え、係についた男性が全くこなくなったら給料が減ります。
収入に関して言えば、どの人の「係」になるかで、大きく増えることもあるし、減る事もあります。
ホステスの時給、給料について
レギュラーで働いている女性に対しては日給+売上の○○%という風に歩合で支払われます。
したがって、自分の力でお客さんを呼べるようになればお給料はどんどん上がります。
逆にレギュラーなのに全くお客さんを呼べないとクビになることもあります。
売上という結果で判断されるので普通の会社員と比べるととても厳しいです。
しかしその分見返りが大きいのは間違いありません。
ヘルプの女性は日給・時給制で売上の変動は給料に反映されません。
その分気楽にできますが、ヘルプに入るレギュラーのサポートを必死にしなくてはいけませんのでお店の人間関係を含め常に様々な所に気を配らなければなりません。
売り掛け、つまり「ツケ」に注意
クライアント様の接待で高級クラブを利用したり、大事な人をもてなすために利用したりする時にお客さんの男性は高級クラブの料金を支払う光景をもてなす相手に見られたくないものです。
なので実際にその場では現金・クレジットカードでは支払いをせずに後日支払うということがあります。つまりツケです。
ツケでその場をすますことはできますが、そのツケはレギュラーとしてお客さんに付いた女性(つまり「係」の女性)が働くお店に借金をしたような形になります。
拠ってもしお客さんがつけで遊んだきりお店を訪れずに支払いが無い場合はレギュラーがお客さんの利用料をお店に支払うことになります。
このようなこともあるのでお客さんの身辺調査や周辺の変化(会社の経営状況など)については常に注意しなくてはいけません。
そういうことから会社訪問をしたり経済誌に目を通す女性は多いです。
高級クラブで働く方法。求人広告はあてになりません
高級クラブと呼ばれるお店は求人広告をまず出しません。
スカウト、人の紹介、他店からの引き抜きなどによって働くことができます。
あまり求人広告で女性の募集はしておらず、働きたいからナイト系求人情報雑誌やサイトを見て応募したら高級クラブではなくキャバクラやラウンジだったという話はよくあります。
その事から未経験女性が高級クラブで働く最短ルートは銀座など高級クラブがある地域周辺を歩いてスカウトに紹介してもらったり、高級クラブに通う男性や働いている女性・男性スタッフに紹介してもらうことです。
キャバクラなどでナンバーワンや人気上位になり、評判が様々なところに届くようになれば引き抜きのお誘いもあるかもしれません。
ではありますが、それは一朝一夕では難しいです。
どんな女性が高級クラブで働くのに向いているか
お酒が少しでも飲める女性
容姿・スタイルには自信がある
チームワークを乱さない、団体行動が得意
好奇心旺盛で向上心が強い
自分を磨く為の自己投資は惜しまない
年上の男性とも落ち着いて会話ができる
趣味が多い
そのような資質を持つ女性は高級クラブで働きやすいです。
しかし、入るお金が多くなれば出るお金も多くなります。
和服・ドレス・着物などの衣装代はとても高いですがすべて自腹です。
さらに仕事前の髪型のセットなどの美容室代、お化粧代も普通の生活をしている女性よりはるかに高くなるでしょう。
お客さんへのお中元・お歳暮・誕生日プレゼント・バレンタインのプレゼントなどもすべて自腹です。
美容代とプレゼント代だけで年間数十万はかかります。
そのことから、向いている向いていないも当然大事ですが、それなりの覚悟が必要なお仕事でもあります。軽い気持ちで入るのは先輩女性にもお客さんにも失礼です。
高級クラブが多い地域は銀座・六本木・北新地など日本を代表する繁華街ばかり
高級クラブと誰もが認めるお店はそれほど多くありません。
なのでお店の場所も財界人、政治家、芸能人が通いやすい地域にあります。
列挙すると
東京銀座・銀座8丁目
東京六本木・赤坂
名古屋栄・錦
京都祇園
大阪北新地
福岡中洲
が有名クラブがある場所として有名です。
高級クラブの客層
やはりお金に余裕がある一流企業の経営者や役員、開業医や弁護士などなどの所得の多い自営業者、生まれついての資産家などがメインの客層になります。
年齢は40代?60代くらいの方が多くなります。キャバクラのように普通の会社員がくるようなことはまずありません。
高級クラブのママさんが書いた書籍など
寄り添う―銀座「クラブ麻衣子」四十年の証
銀座流売れっ娘ホステスの会話術―気遣いと品のよさで心をつかむ魅力的な話し方
銀座ミーティング
3カ月でプロポーズさせる銀座ママの極上テクニック
銀座の秘密――なぜこのクラブのママたちは、超一流であり続けるのか – すご腕女性10人の金言
銀座の矜持 ~「クラブ由美」が30年間、一流を続けられた理由~
ギャラ飲みとは
ギャラ飲み・ゴチ飲みは会員様がいる居酒屋・カラオケ・バーなどのお店に出向いて、会員様やそのお連れ様と一緒にお酒を飲んだり楽しくお話をして接待をするお仕事です。(※お酒が飲めない方はジュースでもOK)
会員様は航空機操縦士・医者・弁護士・大手会社役員・社長等、経済的に余裕のある紳士的な男性で、遊び方を心得ておられますので、安心して参加できます。
お仕事の流れとしては、ギャラ飲み専門のアプリに登録していただき、会員様とマッチングして合流してからお仕事開始となります。